近年のスマートフォンでは、自動的にシーンを認識して最適な撮影モード設定するカメラ機能や、日常の使い方を学習して賢く充電しバッテリー寿命を伸ばすスマート充電機能といった機能を、”AI”というくくりで搭載する製品が増えています。
しかしXperiaシリーズでは、以前より同様の機能が搭載されており、AI機能の先駆者とも言えます。今後は、AIを駆使した機能をさらに積極的に展開していくとのこと。
そして、それらAIを駆使した機能の中で、今回のXZ3に搭載される最も特徴的な新機能が「サイドセンス」と呼ばれるもの。側面付近をダブルタップすることで、ダブルタップした場所付近にアプリアイコンを表示する機能です。
この機能では、ユーザーの使用状況から次に使いたいアプリを予測し、その上位8アプリのアイコンを並べて表示します。最大過去7日間のアプリ使用使用履歴や、アプリを使った時間、曜日、場所、複数のアプリを続けて使った場合の関連性などを解析し、次に使われると思われるアプリを推測して表示するといいます。
アイコンを表示する場所は、ダブルタップした場所付近。これもAIを駆使し、現在どのように本体を持っているかを推測しつつ、ダブルタップした場所を判断しているとしています。
大画面でも片手で使えるように
基本的には、大画面でも片手で扱いやすくすることを目的とした機能ですが、単なるランチャーではない、一歩先を行く機能といえます。この他にも、側面スライドで”戻る”、カメラ起動時には側面ダブルタップで”シャッターを切る”、といったアクションも用意。ブースに用意されていた試用機を使った短時間の試用では、サイドセンスの魅力を十分に感じ取るまでには至らなかったが、それでも片手での操作性をかなり高めてくれると感じました。