今回お借りしたのはパナソニックのNP-TH1。設置には準備が必要です。台所のシンクの蛇口から分岐させて、シンクで使う水路とは別に食器洗い乾燥機用の水路を作ります。そこで必要になるのが「分岐水栓」です。
分岐水栓を用意した後は、工事の予約です。工事のときは、水道の元栓を閉めます。シンク下の物入れにある蛇口を閉めればよいのですが、我が家は特殊で、部屋の外の共有部分に水道の元栓があります。元栓を管理する扉、普段は鍵がかかっているので、管理会社に連絡が必要です。
実は、最初に工事日を設定したときには、水道の元栓の場所を確認するのを忘れていたため、扉が開けられず、工事日を再設定することに(泣)。分岐水栓の工事自体は10分くらいで、食器洗い乾燥機の設置と点検を含めて約40分で設置工事は終了しました。
ちなみに近所のビックカメラで工事を依頼したとすると、標準工事費は4,870円(税別)から。標準工事費用の中には出張費、分岐水栓取り付け、吸水・排水ホースの取り付け、送料、本体設置費用が含まれており、これに分岐水栓そのものの費用が必要になります。
また、アース工事が必要な場合や、標準の吸水・排水ホースでは長さが足らない場合などは、別途費用がかかります。設置を検討するときは、事前に無料見積もりを依頼するとよいでしょう。
工事に際して、担当者から説明されたことは以下の3点。了承後、取り付け作業が始まりました。
1: 古い蛇口の場合、内部にカルキがこびりついているので、水栓の交換をしたときに破損することもある。
2: 水栓を取り替えるときに工具を使うので、蛇口の根元に傷がつくことがある。
3: 引っ越しなどで分岐水栓を元の水栓に戻すなどすると、ゆるんで水がもれることがある。
キッチンで食器洗い乾燥機を置くのは、洗いカゴがある場所にするつもりでした。幅と奥行きがピッタリで、蛇口から近いからです。ところが、置いてみると問題が発生。
我が家のキッチンには吊り戸棚があるので高さに余裕がなく、食器洗い乾燥機の扉を開けるとぶつかってしまいます。流し台の隣には調理家電を置くカウンターを設置しているので、いま置いている調理家電を移動し、空いたスペースに食器洗い乾燥機を置くことにしました。