Cook氏がプライバシーの尊重が今に始まったことではないと語ったが、番組ではここで、Appleの共同創業者であるSteve Jobs氏のビデオを放映した。その中でJobs氏は、次のように語っていた。
「プライバシーとは、人々が簡単な英語で繰り返し署名しているものとして知られています。そういうことなのです。私は楽天的です。私は人々が賢く、より多くのデータを他の人より多く共有したいと考えるようになると信じています。彼らに毎回問いかけて下さい。問われることに疲れて、もうやめてくれ言われるまで。彼らのデータをどうしようとしているのか、正確に理解するまで」
これを受けて、Tim Cook氏は、FacebookやGoogleとの立場の違いを明確にした。
「あらゆる人が、シリコンバレーが一枚岩ではない、ということを理解する必要があると思います。同じもしくはそれ以上に大きな市場価値を持っていて、まとめることは簡単だと思いますが。しかし生業は非常に異なっています。会社ごとに非常に異なっているのです。そして、プロフィール情報がいかに乱用されたか、考えるべきです。私は他の人より、よりプライバシーの立場に立っていると思います。人々によって、異なるレベルでの個人情報の共有を行っていて、これからも行うとみていますが、あらゆる人が、自分が何をしているか知るべきです。なにを諦めたのか知るべきです。そして、特定のデータだけではなく、問題はより大きなところにあると人々がとらえられることですよね。これと、これと、これ、というように不正使用のあらゆる事柄を私は推測できます。このことは、我々の民主主義の乱用を防ぐことなのです。私は、ウェブ上のあらゆる場所で急に追いかけられる様子はぞっとします。好きではありません」