記者会見のあとには、佐賀県多久市立東原庠舎中央校におけるICTを活用した授業の様子を公開した。

電子黒板に電子教科書を表示して「百分率とグラフ」を学ぶ算数、グループで1台のタブレットを活用して、バスケットボールのパスの数やシュート数といったデータを集計しながら、次の試合に向けた作戦会議などを行う体育の協働学習、グループで2台のタブレットを電子黒板と連動させ、ふりこの実験データをExcelの資料にまとめて、Office 365上で共有しながら協働学習を行う理科の授業が公開された。

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    電子黒板に電子教科書を表示して「百分率とグラフ」を学ぶ算数の授業の様子

「たとえば、体育の協働学習では、シュートが多い児童が誰かがわかれば、次の試合ではその児童をマークするといった作戦が浮かぶ。チーム全体でパスの数が少ないことがわかれば、もっとお互いにパスをすることに注意するといった気づきへとつなげられる」という。

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    バスケットボールのパスの数やシュート数といったデータを集計

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    集計したデータをもとに次の試合に向けた作戦会議などを行う

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    データを集権した様子。児童が手入力する

同校では、小学5年生は、全員がタブレットを1台ずつ利用できる環境を用意している。授業を受けた児童からは、「タブレットを使っていると授業の内容が理解しやすい」「わからないことをすぐに調べられる」といったように、タブレットを授業に利用することのメリットが挙がった。また、タブレットは休み時間中にも自由に使えるため、Microsoft 365 Educationで提供されているMinecraftで遊ぶことが楽しいとの声も聞かれた。

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    ふりこの実験データをExcelの資料にまとめる

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    電子黒板と連動させて、ふりこの糸の長さによって動きが変化することを表示して学習

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    公開授業では、横尾市長も参加して、児童に質問をする一幕も

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    公開授業とは別に、写真にタブレットをかざすと、関連するデジタルデータが表示されるAR活用事例も紹介。小学校1年生の児童が、45分間で制作したという