NECパーソナルコンピュータは2017年10月に発表した、新シリーズの「LAVIE Note NEXT」以来、「本当にユーザーが必要なものは何か」という切り口から製品をもう一度見直す、既存ラインナップの再開発を行っている。
今回、その取り組みの対象となったのが、気軽に持ち歩いて使いたいユーザーに向けたLAVIE Note Mobileのシリーズだ。
LAVIE Note Mobileは、2017年3~4月に購入登録したユーザーの実に45%が学生という、学生からの支持が大きなシリーズで、NECパーソナルコンピュータではより学生のニーズを反映することに注力した。具体的には、2017年の5月から9月にかけ、青山学院大学の学生達に協力をあおぎ、学生のPC利用の現状やニーズを顕在化していったという。
重視するポイントは重量/機能/デザイン/安心感
すると、世間では若者の"パソコン離れ"が指摘されているものの、学生自身はPCの画面の大きさは調べ物やレポート作成でスマートフォンより便利と捉えていた。しかし経済的な理由や、授業で積極的に使われないことなどから、利用率がなかなか向上しないという背景が浮かび上がってきた。
続いて学生がPCに求める要素を分析すると、重視されているポイントは大きく4つあった。
1つめは自宅と学校の往復で持ち運ぶため「軽量」で小さな鞄に入る「コンパクトサイズ」が望まれていること、2つめは使いやすい「機能性」の高さ、3つめは派手すぎず飽きの来ないスタイリッシュな「デザイン」、最後の4つめは購入しやすい15万円以下の価格帯で4年間使える「安心感」だ。