コントロールセンターには、ワイヤレス接続関連をまとめた4つのコンビネーションボタンがある。機内モード、セルラー通信、Wi-Fi、Bluetoothのボタンに、すぐアクセスでき、3D Touchで押し込むと、さらにAirDropとインターネット接続のボタンが現れる。

  • 3D Touchで、さらにAirDropとインターネット接続が表示される

直感的には、これらのボタンをオン・オフにすれば、それぞれの機能や接続の使用・非使用を切り替えることができる仕組みにみえる。ところが、一部で、その挙動が異なるボタンがある。Wi-FiボタンとBluetoothボタンだ。

Wi-Fiボタンに期待するのは、Wi-Fi機能そのもののオン、オフだ。Wi-Fiボタンをオフにすれば、次にオンにするまで、あらゆるWi-Fi接続を使用しない状態にしておけるという仕様が妥当だろう。ところが、実際はそうはならない。

例えば接続速度が遅いカフェのWi-Fiを使いたくないのでオフにすると、その場ではLTE通信に切り替わる。これは期待通りの挙動だ。しかし、カフェから自宅に帰ってみると、Wi-Fiボタンを操作していなくても、Wi-Fiに接続されている電波ピクトが表示されるのである。コントロールセンターを見てみると、さっきオフにしたはずのWi-Fiボタンはオンになっているのだ。