いざ雪山へ。前述のスノーモードで「オート記録」をオンにして出発です。こちらの機能、F20Xの移動スピードが時速10km以上になったときに自動で記録が開始され、時速5km以下で一時停止、3分経過で記録が終了する仕組み。手首のF20Xを操作しづらい滑走中(そもそも危ないので操作してはダメ)、さらにグローブを着けたままでも、ストレスなく利用できるというわけです。
抜けるような青空の下、午前中に何本か滑るとゲレンデの状態も分かってきました。筆者は硬い雪質になかなか馴染めず、スキー板をとられて転ぶことはや5回、6回……。一方の編集長、さすがにスキー好きを自認するだけあって達者なもの。いつも同じリフトに乗り同じタイミングで滑り出すのですが、アッという間において行かれます。まぁ途中で転んでいるこちらも悪いんですが、それにしても時速何km出ているんだか……。
昼食時に「編集長、何キロ出しているんですか」と聞くと、よくぞ聞いてくれたとばかりに「トップスピードで60キロ台、出ちゃった」とドヤ顔。さすがに人の姿が見えたら速度を落としているそうですが、ゲレンデの空き具合も、編集長のスピード狂っぷりに拍車をかけてしまったようです。
ほかのツアー参加者も「初めて滑降時の速度を計測した」と喜んでいます。滑り終わったあとにスマホで確認するのではなく、その場で確認できる手軽さが好評のようで、編集長も「リフトに乗っている間に自分の滑りを振り返ると、次はもっとこんな風に滑ろうという目標ができるんですよね」などと歓談していました。