ユーザーは自分が使っているデバイス、アプリ、サービスについて、セキュリティやプライバシーの情報に対して、常に注意を払わなければならない。しかし自分のiPhoneのホーム画面を眺めてみると、膨大な数のアプリが入っており、これら全ての情報を収集するのは現実的とはいえない。
そろそろ、iPhoneのApp Storeに、自分が使っているアプリに関する脆弱性やアップデートを、公式情報以外も含めて収集してくれる機能を持たせるべきではないだろうか。
App StoreはiOS 11で生まれ変わり、Apple Musicのように人の手による「編集」が加えられ、毎日新しいアプリを発見できる場になりつつある。同時に、人工知能の力も利用して、ユーザーの安全を守るために必要な情報を集約してくれると完璧なのだが。
松村太郎(まつむらたろう)
1980年生まれ・米国カリフォルニア州バークレー在住のジャーナリスト・著者。慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。近著に「LinkedInスタートブック」(日経BP刊)、「スマートフォン新時代」(NTT出版刊)、「ソーシャルラーニング入門」(日経BP刊)など。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura