上位3社でほぼシェア50%を占める

メイン利用者のサービスシェアでは、1位が楽天モバイル、2位がmineo、3位がOCN モバイル ONEで、以下、IIJmio、UQ mobile、BIGLOBEと続く。なお、楽天がFREETELを買収したことと、IIJmioのSIMを別ブランドとして販売しているBIC SIMのシェアをそれぞれ加味すると、楽天・mineo・IIJmioの順になる。楽天モバイルはFREETEL込みで25.9%のシェアを確保しているほか、上位3社でほぼ50%、7位までで75%のシェアを占めており、618社と言われるMVNO事業者のうち、実に600社以上で8.8%のシェアを分けあっているという状況だ。

  • MMD研究所

    mineoは毎年地道にシェアを伸ばし、ついに2位まで到達。なんだかんだで「最安」ではない楽天モバイルがトップシェアだというのは面白い現象ではないだろうか

ちなみに、ここにY!mobileを入れると、Y!mobileのシェアが31.2%となりトップに。以下、楽天モバイル(17.8%)、mineo(8.4%)、IIJmio(7.7%)と続く。ソフトバンクのサブブランドであるY!mobileがいかにMVNO市場に影響を与えているかがよくわかるデータだ。

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    Y!mobileは単独で市場全体シェアを3.9%持っており、ソフトバンク本体への大きな援護射撃になっている。auのサブブランド的扱いとなるUQ mobileはまだそこまでいかないようだ

回線の提供元となる3キャリアの比率では、ドコモが58.2%、auが10.3%、ソフトバンクが31.4%となった。もっともソフトバンクの回線はほとんどがY!mobileの利用ぶんであり、実際に利用しているMVNOは極めて少ない。auはmineo、IIJmioに続いてKDDI傘下となったBIGLOBEもマルチキャリアに対応し始めたが、全体としてはほとんどがドコモ回線という状況も変わっていないようだ。

  • MMD研究所

    au回線を使うキャリアは徐々に増えてはいるものの、数的割合では相変わらずドコモ一強といっていい状況。ソフトバンク回線は日本通信が取り扱いを開始したことで変化があるか注目される

  • MMD研究所

    音声とデータの比率は音声が62.3%に達し、ほぼ3分の2のユーザーが音声SIMでの契約となった。意外とまだまだ通話は重要視されているようだ