マイナビニュース「」 2017/08/30 松村太郎 @taromatsumura taro@forks.tokyo
米国National Academy of Television Arts & Sciencesは8月29日、テクノロジー&エンジニアリング・エミー賞を発表した。この中のContextual Voice Navigation for Discovering and Interacting with TV Content部門として、Apple TVが選出されている。テレビコンテンツを検索もしくは操作するための文脈に応じた音声ナビゲーションに関するカテゴリであることから、Apple TVとそれに搭載されているSiriが評価されたということになる。
Appleは第4世代Apple TVに音声アシスタントのSiriを搭載し、マイクやモーションセンサーを装備、タッチセンサーで操作するBluetooth接続のリモコン「Siri Remote」を同梱した。
tvOSのバージョンアップによって、Siriは複数のアプリの中のコンテンツを検索できるようになり、またアプリ内の検索などの際の文字入力を音声で行うことができるようになった。これにより、画面のカーソルで文字を1文字ずつ選択して入力するよりもはるかに早く、コンテンツを検索できるようになった。筆者は、これはとても重宝する機能だと評価している。ただ、全てのアプリがSiri経由での検索に対応しているわけではなく、普段のApple TV活用にSiriを活かせていないと感じているのもまた事実だ。とはいえ、Apple TVはHomeKitのハブとしてしっかり動作しており、映画を見始めるときにSiri Remoteに向かって「リビングの電気を消して」と話しかければ、きちんと部屋を暗くしてくれている。