最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は総合ベンチマーク「PCMark 8 v2.7.613」、CPU&GPUベンチマーク「CINEBENCH R15」、ゲーミングPC向けベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 5.2.1」、バッテリベンチマーク「BBench」を実施した。
Surface Laptop Model 1769のベンチマーク結果 | |
■PCMark 8 v2.7.613 | |
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Home Accelerated 3.0 | 2998 |
Creative Accelerated 3.0 | 3892 |
Work Accelerated 2.0 | 3783 |
■CINEBENCH R15 | |
OpenGL | 42.82 fps |
CPU | 327 cb |
CPU(Single Core) | 111 cb |
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク | |
高品質(ノートPC)、1920×1080ドット | 1384(設定変更が必要) |
標準品質(ノートPC)、1920×1080ドット | 1908(設定変更が必要) |
■CrystalDiskMark 5.2.1 | |
Q32T1 シーケンシャルリード | 650.865 MB/s |
Q32T1 シーケンシャルライト | 244.404 MB/s |
4K Q32TI ランダムリード | 135.704 MB/s |
4K Q32TI ランダムライト | 38.572 MB/s |
シーケンシャルリード | 407.815 MB/s |
シーケンシャルライト | 240.729 MB/s |
4K ランダムリード | 20.846 MB/s |
4K ランダムライト | 39.077 MB/s |
■BBenchの連続動作時間(画面の明るさ40%) | |
バッテリー残量5%まで | 12時間25分6秒 |
PCMark 8とCINEBENCH R15、ファイナルファンタジーXIVのスコアはCPUのスペックから順当なものだ。意外だったのはCrystalDiskMarkのスコアで、「Q32T1 シーケンシャルリード」が650.865 MB/sという結果だった。
ストレージ監視ユーティリティ「CrystalDiskInfo 7.0.5」で調べてみたところ、搭載SSDは東芝製「THNSN0256GTYA」で、対応転送モードはPCI Express 3.0 x2だった。旧機種のSurface Pro 4はPCI Express 3.0 x4に対応しており、Q32T1 シーケンシャルリードで1500MB/sに迫るスコアを記録している。Surface LaptopでもPCI Express 3.0 x4に対応してほしかったところだ。
一方、バッテリベンチマークについてはカタログスペックには及ばないものの、12時間25分6秒というスコアを記録している。最大輝度で運用しなければ半日は優に利用できるので、ACアダプタを持ち歩く必要はなさそうだ。
「CrystalDiskInfo 7.0.5」の実行結果。東芝製「THNSN0256GTYA」のスペックシートには、シーケンシャルリードが900MB/s、シーケンシャルライトが200MB/sと記載されている。なお、すべてのSurface Laptopで同じSSDを搭載しているとは限らないので注意してほしい |
性能、使い勝手、画質・音質のバランスが絶妙!
Surface LaptopのCore i5搭載モデルは、オフィスアプリを使ったり、ブラウジングに利用するなら十分すぎるパフォーマンスを備えている。キーボード、タッチパッドは上質で、タッチパネルディスプレイの使い勝手もいい。画質、音質もノートPCとしてはフラッグシップクラスだ。ストアアプリしか使えないという制限をどう捉えるかは難しい部分だが、現時点(8月24日)であれば、必要ならWindows 10 Proにアップグレードもできる。
動画編集やRAW画像の現像などに使うマシンがほしいならほかのマシンをオススメする。しかし適度なパフォーマンスと、上質な使い勝手、優れた画質・音質とバランスのとれたマシンを望んでいるのであれば、Surface Laptopは満足度の高いモデルだ。
詳細スペック | |
製品名 | Surface Laptop Model 1769 |
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CPU | Intel Core i5-7200U(2.50/3.10GHz) |
メモリ | 8GB(LPDDR3-1866 SDRAM) |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe NVMe) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 620 (CPU内蔵) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.5型PixelSenseディスプレイ(2,256×1,504ドット、3:2、グレア、10点マルチタッチ、Surfaceペン対応、Corning Gorilla Glass 3) |
通信機能 | IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1 |
インタフェース | USB 3.0 Type-A×1、Mini DisplayPort、3.5mmヘッドセットジャック、Surface Connect |
OS | Windows 10 S※2017年12月31日まで無料でWindows 10 Proにアップグレード可能 |
バッテリ駆動時間 | 約14.5時間の動画再生 |
本体サイズ/重量 | W308.1mm×D223.27mm×H14.48mm/約1,252g |