新型Surface Proにはカラープロファイルを「Enhanced」と「sRGB」に切り替える機能が実装されていたが、Surface Laptopにはこのような設定は用意されていない。

ディスプレイキャリブレーション機器「i1 Display Pro」で作成したICCプロファイルを、色度図を作成する「ColorAC」でチェックしてみたところ、sRGBカバー率は94.7%、sRGB比は102.0%、AdobeRGBカバー率は74.6%、Adobe RGB比は75.6%という結果だった。

Surface LaptopのsRGBカバー率は94.7%、sRGB比は102.0%

Surface LaptopのAdobe RGBカバー率は74.6%、Adobe RGB比は75.6%

■Surface Laptopと新型Surface Proの色域を比較
sRGBカバー率 sRGB比 Adobe RGBカバー率 Adobe RGB比
Surface Laptop 94.70% 102.00% 74.60% 75.60%
新型Surface Pro 98.40% 101.60% 74.90% 75.40%

色域を新型Surface Proと比較してみると、Surface Laptopがやや下回る結果となった。とは言えsRGBカバー率で95%に迫る色域を備えているので、ノートPCが搭載するディスプレイとしてはSurface Laptopも十分優秀な部類に入る。

輝度や視野角について数値は公表されていないが、斜め60度ぐらいの角度でも一定の視認性が保たれている。複数人でディスプレイを覗き込むときには便利だが、電車車内で横に座っている人からでも文字ははっきり読めるので、機密性の高い文書などを編集、閲覧する際には注意してほしい。

正面

斜め45度から見ると、明るさは大きく低下しているが、輪郭や階調はしっかりと確認できる

斜め60度の角度でも中央の飾りなどの細部まで確認可能だ