筆者は6月の後半、試しに「メモ」をメインのメモアプリとして使い始めました。それを通じて、Evernoteとの比較や、リマインダーのような足りない機能の存在を見つけることができました。

実際に、メモを共有しながら進める仕事もあったため、非常に快適な作業環境は気に入りました。そうした共同作業の中で、一つ欲しい機能も見つかりました。

それは「メモ」にもEvernoteにもない機能で、共同編集可能状態の書類の添付です。例えばメモに情報をまとめながら、PagesやNumbers、Keynoteの書類を仕上げていく場面は少なくないでしょう。そのとき、メモを共有しつつ、それぞれの書類もクラウド経由での共同編集状態を確保して、メッセージで通知しなければなりません。

確かにそれぞれの書類ごとに共有設定をした方がプライバシー上便利なのは分かるのですが、メモ、Pages、Keynoteとアプリに分かれて書類を扱わなければならない場面では、どこに共有した文書があったのか、と探す作業が繁雑になってしまっていました。

できれば、メモが共有のハブとなって、他の共有文書を束ねてくれるような役割を担ってくれるとうれしいのですが、それはコミュニケーションを司るiMessageの役割、ということなのかもしれません。

ちなみに、iMessageやメールなどで書類を共有すると、icloud.comのURLが発行されます。これをメモに貼り付けておけば、書類にジャンプすることができます。ちょっと直感的ではないですが、できないことはない、ということで。