筆者がGalaxy S8+を選択したのは、大画面と大容量バッテリー、高速通信対応に魅力を感じたからだが、決定打となったのは、実機を手にして「これなら大きい方でも十分片手で操作できる」と思えたこと。
6.2インチは少し前なら「ファブレット」に括られてもおかしくないサイズだが、Galaxy S8+は幅が73ミリとスリムで、女性の手でも無理なく握れる。これは18.5:9という画面比率だけでなく、ディスプレイの左右両端を背面に向かって大きくカーブさせ、ベゼル幅をぎりぎりまで詰めた「エッジスクリーン」のなせる技だ。
ホームボタンはソフトウェアの感圧式
Galaxy S8+には物理的なホームボタンがない代わりに、ディスプレイ内にソフトウェアキーであるナビゲーションバーが表示される。このホームの位置には感圧センサーがあり、ハプティクスによって実際にボタンを押した時のような触感を得られるしくみだ。感圧センサーは画面が消えているときにも有効で、ホームの位置あたりを押すと画面が点灯する。Galaxy S7 edgeから乗り換えた筆者が、物理的なホームボタンがなくても戸惑わずに操作できたのは、この感圧センサー&ハプティクスに依るところが大きい。