ざっとMacを触ってみて、次に覗いたのがVRのコーナー。正直なところ、AppleがVRに手をつけることは暫くないんじゃないかと考えてたのだが、裏切られた格好だ。だって、あのヘッドセットってギーク臭しかしないんだもん。装着してるのは他人に見られたくないなあというような評価軸しか持ってない筆者に、この分野で語れることはあまりないのだが、それでもAppleが本気出してきたということは理解した。
27インチモデルのiMacには、VR対応のGPUを搭載、件のiMac Proも当然、対応、MacBook ProもThunderbolt 3経由の外付けGPUで対応する。設置されていたMacBook Proには、中身が何かはわからなかったが(おそらくRadeon Pro 500シリーズ)、Sonnet TechnologiesのThunderbolt 3用拡張シャーシ、eGFX Breakaway Boxが接続されていた。これで、基調講演でも紹介された『スター・ウォーズ』のデモを体験できた。へー、VRってこんななんだって程度の感想しか言えなくて申し訳ないが、開発者やコンテンツ制作者にとっては、MacでのVR制作環境が整ったというのは大きな意味があるはずだ。