今年の4月にAppleは、プロフェッショナル向けデスクトップの強化をアナウンスしていたが、それは、Mac Proに限った話ではないと感じたのが、今回発表された製品群だ。きわめつけは、12月に発売予定の「iMac Pro」である。iMacはもともと、オールインワンのエントリーモデルとして登場したのだが、それに「Pro」の称号が与えらるということになった。
ワークステーションクラスの実力を誇るiMac Proでは、最大18コアのXeonプロセッサが搭載される。これにRadeon Pro Vega 56グラフィックプロセッサを標準装備。これに、最大128GBのメモリ、最大4TBのSSD、Gigabitイーサネットなどなどと、全く、どこからも、エントリーモデル/ホビーユースの匂いがしない。えー? これいくらなんだろうと思ったら基調講演で明らかにされた価格は4,999ドル(約55万円)と、このクラスにしてはとても「安い」と言える設定になっていた。本体と、Magic KeyboardとMagic Mouse 2、別売のMagic Trackpad 2もスペースグレイで統一されており、ルックスもクールなイメージでバカ売れしそうだなというのが第一印象である。