ペンタックス独自の1枚RAW保存
夜間の撮影とはいえ、画質を重視するのであれば、できる限りISO感度を低くできるに越したことはない。スローシャッターはその点でも有利だ。さらに、ペンタックスの一眼レフは、最後に撮影した1枚をメモリにキャッシュしており、これをボタンひとつでRAW保存できる。JPEGモードで撮影し、手応えを感じた1枚をその場でRAW保存できるので、記録メディアの容量、撮影可能枚数、消費電力ともに有利なのだ。
作例はすべて、クリックして拡大後、さらに原寸データを表示可能 |
---|
HDRを使った夜景撮影も面白い。ただし、こちらは三脚が必要。KPはスマートファンクションのおかげで、メニューからわざわざ呼び出すことなくHDR撮影が行える。
高感度以外にも注目機能満載
今回は、PENTAX KPの魅力をもっとも端的に伝えるために夜景というモチーフを選んだ。このほかにも、ファインダー撮影でも使える最高1/24000秒の静音高速電子シャッター、約7コマ/秒の連写、4Kインターバルで撮影する「スターストリーム」、Wi-Fi機能、PCにUSBケーブルを接続してのティザー撮影など、撮影の可能性と楽しさを広げてくれる機能を数多く装備している。ぜひ、店頭の体験機でその魅力の一端を味わってみてほしい。その際は、シャッター速度1/10秒の手持ち撮影を試すこともお忘れなく!
機材撮影:青木明子