第7世代Core i7を搭載し、基本性能も高い
次にPCとしての基本性能を見てみよう。CPUには、開発コードネーム「Kaby Lake」と呼ばれていた最新の第7世代Intel Coreプロセッサ、Intel Core i7-7Y75(1.30GHz)を搭載している。Core i7-7Y75はデュアルコアだが、Hyper-Threadingテクノロジーを搭載しており、最大4スレッドの同時実行が可能。また、自動オーバークロック機能のTurboBoostテクノロジーにより、最大3.60GHzまでクロックが向上する。
ちなみに、姉妹機のSwift 7では、CPUとしてCore i5-7Y74(1.20GHz)が搭載されているので、Spin 7のほうがCPU性能は高い。今回、Spin 7とSwift 7を実際に試用してみたが、一般的な作業で性能に不満を感じることはなかった。
メモリはDDR3Lを8GB搭載する。メモリの増設はできないが、8GBあれば通常の用途なら十分だろう。ストレージには、256GB SSDを搭載している。Swift 7と同じくSATA 3.0接続なので、PCI Express/NVMe対応の超高速SSDと比較するとベンチマーク結果は劣るのだが、HDDに比べればはるかに高速であり、体感的にも快適だ。
液晶ディスプレイは14型で、解像度は1,920×1,080ドットのフルHDである。液晶表面は光沢仕上げなので、発色は鮮やかでコントラストも高い。左右のベゼル部分の幅は約7.5mmで、Swift 7の約14mmの比べて、かなり狭くなっている。液晶ディスプレイはタッチパネル対応で、IPS液晶を採用しているため、視野角も広い。また、ブルーライトを4段階で最大54%カットする「Acer BluelightShield」機能も搭載している。
画面の保護ガラスは、Swift 7と同じく、Corning社のGorilla Glass 5だ。最高1.6mの高さから粗い表面に落としても、最大80%が破損を免れるように設計されているという。液晶上部にはHD解像度のWebカメラ(HDR対応)が搭載され、ビデオチャットなどに利用できる。
Swift 7とSpin 7をたびたび比較するが、ボディの横幅はまったく同じながら、液晶サイズはSpin 7が14型、Swift 7が13.3型と、Spin 7のほうが一回り大きい。Spin 7は狭額縁設計により、13.3型クラスのボディに14型液晶を搭載しているわけだ。