ノートブック新製品に関しては木谷氏が説明。以前よりFutuer Ready workforceという考え方で製品ラインナップを拡充してきたが、今回はエントリー向け製品とプレミアム製品の発表となった。
企業向けのエントリー製品となるのがLatitude 3000シリーズだ。第7世代Intel Coreプロセッサを使用し、パフォーマンスとバッテリ駆動時間に配慮しつつ、顔認証やTPM、指紋認証をオプションで搭載。
また、中小企業などで既存の周辺機器を使いたいという声に合わせ、VGA(D-Sub)出力も標準で用意した。現在もWindows 7を利用している企業に配慮して、第6世代Intel Coreプロセッサのモデルも選択可能にする。
今回刷新するのは教育向けのEducationシリーズ、エントリー向けの3000シリーズとプレミアム製品の2in1となる |
エントリー向けのLatitude 3000シリーズは、最新世代のCore iプロセッサを搭載してパフォーマンスとバッテリ駆動時間を延ばす。一方で、VGAやWindows7といったレガシーにも対応可能だ |
教育機関向けには、13.3型のWindows製品と、11.6型のChromobook製品を提供する。どちらも生徒が利用することに配慮し、キーボードの耐久性や、本体周辺にゴム系素材を使って落下衝撃に対応している。
Latitude Educationシリーズは13.3型のWindows PCと11.6型Chromebook。どちらも多少乱暴に扱っても故障しない堅牢性と、長時間バッテリ駆動が魅力だ |
Windows PCとなるLatitude Education Seriese。タッチの耐久性を考えたGorilla Glass NBTはオプションで対応 |
プレミアム製品としては、Latitude 5000シリーズ2in1を用意。第7世代Intel Coreプロセッサの採用でパフォーマンス面に配慮しつつ、Windows Hello対応(顔認証、指紋認証)やスマートカード、NFC、TPM、暗号化HDDによって、セキュリティと保守管理性を向上させている。
本体内蔵のキックスタンドは、片手で本体を押し付けると自動的に開く仕組みになっており、操作性に配慮した要素のひとつ。オプションとして、トラベルキーボード、およびマグネットで本体に吸い付くアクティブペンを用意する。
Latitude 5000シリーズ 2in1は、キックスタンド式タブレットにキーボードが付くデザイン。豊富なセキュリティオプションが用意されているのが特徴だ |
4G LTEのSIMフリーなのもポイント。利用可能バンドは1/3/8/9/11/18/19/21/28と、国内3キャリアに対応する点が嬉しい |
また、以前からモバイルコンパニオンという充電式のアダプタを用意していたが、ハイブリッドパワーアダプタとして大幅にモデルチェンジ。45Wの電源に12800mAhのモバイルバッテリが合体し、どちらか単独で利用するほか、合体させて使うこともできる。従来の電源コネクタ形状のものと、USB Type-Cの2モデルで登場するそうだ。