インタフェースは独自の「FREETEL UI」のバージョン2となっている。

FREETEL UIはAndroidのナビゲーションバーが常時表示されておらず、代わりにFREETELボタンをタップ/ダブルタップしたり長押しすることでいくつもの機能を割り当てられるほか、画面下から上にスワイプして表示する「スワイプアップランチャー」もあった。

しかしこれは、標準的なAndroid UIに慣れている人には違和感も強かった。そこでスワイプアッップランチャーをオフにして、代わりに画面上から下にスワイプして「クイック設定パネル」が使えるようになるなどの変更が加わっている。全体的にある程度のカスタマイズは必要ながら、より多くのAndroidユーザーが違和感なく使えるように改良されているようだ。

スワイプアップランチャーとクイック設定パネル。スワイプアップランチャーはiOSのコントロールセンターに似た機能。クイック設定パネルと同様に通知も上から下にスワイプして表示するのだが、こちらは文字色が非常に読みづらいケースがあり、改善を期待したい

また、UI変更に付随するかたちで、FREETELのプレフィックス割引電話サービス「FREETELでんわ」を利用している場合、通常の「電話」アプリから通話するときにスイッチをオンにしておくだけで、自動的にFREETELでんわ経由で通話できるようになっている。

FREETELでんわ。左下のスイッチをオンにすると、プレフィックスをつけずにすべての通話がFREETELでんわ経由で利用できるようになる。こうした細かい気遣いはよくできている

ハードウェア全体として、フラッグシップとして求められる作りのよさはクリアできていると思われる。前モデルのKIWAMIは、ネットでは塗装や傷といった本体のクオリティに不満を抱えるユーザーもいたようだが、KIWAMI 2では本体色も1種類に絞ったことでこうした問題もクリアしやすくなっているようだ。

「極」と「極2」のスペック比較

極2
カラー 黒/白/和柄(受注生産) メタルシルバー
サイズ(高さ×幅×厚さ:mm) 159.5×82.9×8.9 157.2×77.5×7.2
重量 約182g 約168g
OS Android 5.1 Android 6.0(7.0にアップデート予定)
ディスプレイ(サイズ/解像度) 6.0インチ/WQHD、IPS/Gollira Glass 3 5.7インチ/WQHD、Super AMOLED/Gollira Glass 3
CPU MT6795 Octa Core 2GHz MT6797(Helio X20) ?GHz
メモリ(RAM/ROM) 3GB/32GB 4GB/64GB
外部メディア microSD(最大128GB) なし
カメラ(メイン/サブ) 2100万画素/800万画素 1600万画素/800万画素
4K動画撮影
バッテリ容量 3400mAh 3400mAh
連続通話時間 約990分 約1260分
連続待受時間 約300時間 後日更新予定
SIMカードスロット 2(Micro/nano) 2(nano/nano)
ネットワーク(2G:GSM) 850/900/1800/1900MHz 850/900/1800/1900MHz
ネットワーク(3G:WCDMA) 2100/800/900MHz 2100/850/800/900MHz
ネットワーク(4G:FDD LTE) 2100(B1)/1800(B3)/2600(B7)/900(B8)/800(B19)MHz 2100(B1/B4)/1900(B2)/1800(B3)/1700(B4)/850(B5)/2600(B7)/900(B8)/700(B12/B17/B28B)/800(B19)MHz
最大通信速度(上り/下り) 不明 LTE:50/300Mbps、3G:11/42Mbps
Wi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)
Bluetooth 4.1 Class 1(OPP/SPP/HFP/A2DP/AVRCP/GAP) 4.1 Class 1(HSP / A2DP / AVRCP / HFP / HID / HDP / MAP / PAN / OPP / PBAP)
NFC あり なし
センサー GPS(A-GPS/GLONASS対応)/ジャイロセンサー/加速度センサー/近接センサー/光センサー/磁気センサー/e-compass/指紋認証 GPS(A-GPS/GLONASS/BeidouS対応)/ジャイロセンサー/加速度センサー/近接センサー/光センサー/磁気センサー/重力センサー/気圧センサー/e-compass/指紋認証