- CPUが8コアから10コアへ変更
- OSがAndroid 5.1から6.0(7.0に対応予定)に変更(Kiwamiも6.0にアップデート可能)
- microSD対応がなくなり、代わりにデュアルSIMスロットは3G/4GのDSDS(デュアルSIM/デュアルスタンバイ)に対応
- USB端子がmicro-BからUSB Type-Cに変更
- バッテリ容量は同じだが、バッテリ駆動時間(連続通話時間)が370分(6時間10分)拡大
- 3Gと4Gの対応バンドがそれぞれ拡張、LTEの下り300Mbpsをサポート
- Bluetoothの対応プロファイルが拡大
- NFCのサポートがなくなる
- GPSがGLONASS(ロシア系)に加えてBeidou(中国系)にも対応
「極」と「極2」のスペック比較
CPUはオクタコアのMT6795から10コアのMT6797(Helio X20)に変更。10コアといっても全てが同時に動作するわけではなく、超高負荷時のCortex A72コアx2、高負荷時のCortex A53コアx4、低負荷時のCortex A53コアx4という具合に役割が分かれている。
KIWAMI 2の場合、動作周波数が仕様表では公開されていないが、「CPU-Z」で確認したところ低負荷時(Cortex A53)0.3GHz~高負荷時(Cortex A72)2.31GHz程度で動作しているようだ。GPUはMali -T880を搭載しているが、これは性能的にはミドルレンジのやや下といったところで、普通にアプリを使っているときに不満はないが、3Dゲーム、特に高解像度な本機では、少々性能的に不安が感じられる。
USBポートはmicroUSB(micro-B)からUSB Type-Cに変更されているが、転送速度などはUSB 2.1から変わっていない。高速充電については特に触れられていないが、付属のUSBアダプタを見ると5V-1.8Aに加えて7V-1.8Aという表記がある。
実際にUSB用電流/電圧チェッカーを付けて充電してみたところ、接続当初は5Vだが、すぐに7V・1.3~1.7A程度に切り替わった。USBの標準である5V-1Aと比べるとおよそ最大で2.5倍ほど電力量が高いことになり、これで急速充電を行なっているようだ。
バッテリ周りは◎、急速充電にも対応
充電時間は専用ACアダプタを使った場合、0%から100%まで約2時間10分。十分及第点と言えるだろう。通常の5V/1AのUSB充電機でも充電は可能だが、この場合はおよそ2倍程度の時間がかかりそうだ。バッテリ駆動時間は後述するが、省電力設計が進んでおり、前モデルと同じバッテリ容量ながら、スペック上は30%程度の向上が期待できる。