ミラーレス中判用フォーカルプレーンシャッターを世界で初めて搭載。静音、低振動、高耐久性を実現。
なお、シャッターは「メカニカル」「電子先幕」「電子」の3つから動作パターンを選択可能。低速シャッター時に電子および電子先幕を選択することで、シャッター振動による解像力の低下を最小限に抑えられる。電子先幕選択時でも、1/640秒より高速側ではメカシャッターに自動で移行する。
すべてのフィルムシミュレーションに対応。また、新たに低圧縮JPEG品質「Super Fine」を採用している。カメラ内RAW現像では8bit TIFFも出力できる。
さらに、新機能として「カラークローム・エフェクト」を搭載。リバーサルフィルムの色の深みと豊かな階調をシミュレート。高彩度な被写体に立体感を与えることができる。上記の右側の写真内にて、左が効果をOFF、右がONにした状態。立体感が向上していることがスライド上でもわかる。
出力される画像のトーンカーブは、Xシリーズからわずかに変更されている。特徴が見られるのは主にシャドウ部。大型センサーならではのダイナミックレンジを生かすために、軟調な方向にシフトされている。この特性は、フィルムシミュレーションで「PROVIA」や「ASTIA」を選択した場合に適用され、結果として現像時の後処理耐性が向上する。