2017年のテーマは、iPadと中国
過去最高の売上やiPhone出荷台数などを記録した2017年第1四半期決算。アップルは非常に戦略的に、決算発表に「Record」の文字を取り戻してきた。
iPhoneは販売台数を十分に伸ばしており、Macは、MacBook Proの刷新によって、前年同期比で販売台数1%増、売上高は7%増を達成している。
また、AirPodsやApple Watch、Beats製品を含むその他の製品カテゴリは、前四半期に比べれば70%増となったが、前年同期と比較すると8%減に留まった。Apple Watch、AirPodsの品薄状態や出荷の遅れが響いたとみている。
それ以外にマイナスのカテゴリを探すと、iPadがある。前年同期比で販売台数19%減、売上高は22%減で、販売平均単価も下落してしまった。PCのリプレイス需要を目指すというiPad Proが思うように広まっておらず、製品の見直しが必要な段階に来ているとみている。
2017年第2四半期中なのか、それ以降になるのかはまだ分からないが、春先に新製品を投入して行くことが必要になるのではないか、と見ている。