Smart Mobilityコーナーでは、2015年から米コロラド州デンバーでスタートしたスマートシティプロジェクト「CityNOW」での取り組みや、地球環境に負荷を掛けない「Green Mobility」への貢献を紹介。あわせて、最新の車載インフォテインメントシステムや、近未来の機内エンターテインメントシステムを提案。
なかでも、Connected Vehiclesでは、車と車、車と街(信号機や道路標識などのインフラ)がつながることで、効率的な交通システムの構築や事故防止を目指すV2VおよびV2Xを映像とジオラマで紹介。さらに、Wi-Fiネットワーク化することで、センサーから得られるデータを活用した新たなサービスを提供する「スマートLED街灯」、太陽光発電やセキュリティカメラ、LinkRay対応液晶ディスプレイなどを備えた「スマートバス停」、駐車料金の自動課金や駐車スペース誘導などを行う「スマートパーキングメーター」などを展示。これらのデータを一括で管理する、街の集中管理センターを想定したソリューションを展示してみせた。
そのほか、米テスラモーターズとのリチウムイオン電池や太陽光パネルでの協業や、台湾Gogoloとのリチウムイオン電池を活用したスクーターの展示といった、Green Mobilityへの取り組みを紹介。顔認証技術や車車間通信機能、車と店舗とを連携機能した「次世代コックピット」、2025年の自動運転を想定した対面シートの車内空間などをコンセプト展示。米フェンダーと共同開発したFender Premium Audio Systemや、音楽プロデューサーのEliot Scheiner氏と共同開発したELS Studio Premium Audio Systemのデモンストレーションも行った。
航空機向けソリューションとして、APIの提供により、エアラインごとにカスタマイズ可能な搭乗者向けアプリを提供する「コネクテッドパッセンジャーエクスペリエンス」や、航空機内でのネットワーク接続を可能にするアンテナなどを紹介した。