一方で、Smart & Healthy Lifestyleコーナーでは、家電製品の展示に力を注いでいた。 ナノイーヘアドライヤー「EH-NA65」、洗顔美顔機「EH-XC10」、スチーマー「EH-SA31」、5枚刃メンズシェーバー「ES-LV9N」など、北米で販売している理美容家電のほか、CIOと呼ばれるカウンタートップインダクションオーブン「NU-HX100S」を展示して、簡単で手軽な調理をデモンストレーション。会場では、実際にシェフが調理を行い、来場者に振る舞っていた。
さらに、2017年6月から欧州で発売予定のHDR対応4K OLEDテレビ「TH-EZ1000」を展示。輝度が従来のOLEDテレビに比べて、約2倍に向上している。また、映像処理エンジン「Studio Color HCX2 プロセッサ」を搭載し、映像の色を忠実に再現するとともに、Technicsの技術を投入したDynamic Bladeスピーカーによって、リアルな音を楽しむ様子をデモンストレーションした。
Ultra HD ブルーレイプレーヤーでは、すでに発売している「DMP-UB900」、「DMP-UB700」に加えて、2017年4月から欧州を中心に発売する予定の「DMP-UB400」、「UB300」を参考出展。普及モデルながらも、4K高画質再生やハイレゾオーディオに対応している点などを訴求した。
そのほか、ホームモニタリングシステムを展示。1.9GHzのDECT準拠方式を採用することで、HUBユニットと、セキュリティカメラや窓の開閉センサー、人感センサーなどと通信し、導入時の複雑な配線工事や設定を省き、ランニングコストが不要であることを示した。北米で発売する新型HUBユニットは、換気扇との接続により、室内の空質調整が可能になるという。
デジタルイメージングでは、2016年秋のフォトキナで披露し、今回のCES 2017で正式に発表したミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GH5」を主軸に置いた。ミラーレス一眼カメラとしては世界初となる4K/60p動画記録や、4:2:2 10bit 4K動画記録などのほか、4K画質で秒間60コマの超高速連写が可能な4Kフォトなどの特徴を持つ。さらに、「6Kフォト」の提案により、LUMIXの進化を訴求していた。
ブースでは、米国で展開するLUMIXのキャンペーンにちなみ、地下鉄をモチーフにしたシューティングコーナーを展開。ミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GX850」、レンズ一体型カメラ「LUMIX DC-FZ80」のほか、交換レンズの展示にも力を注ぎ、ラインアップの広がりを示してみせた。
Technicsのコーナーでは、2017年に発売を予定しているGクラスの新たなスピーカーシステム「SB-G90」、ステレオインテグレーテッドアンプ「SU-G700」、ターンテーブル「SL-1200GR」を初公開。英ロンドンの録音スタジオ「アビーロードスタジオ」とのパートナーシップ契約などについても紹介した。