会見にゲストで登場したインテル 執行役員技術本部の土岐英秋本部長は、dynabook VがPC市場を活性化するという期待を述べた上で、「dynabook Vは、第7世代インテル Coreプロセッサを搭載。最新プロセッサーの特徴を最大限生かした製品。全世界ですでに100以上のデザインが行われており、2017年1月以降には、エンタープライズやワークステーション、Intel Iris Graphics搭載ノートPCやデスクトップPC用が追加され、すでに数100に渡る追加デザインが登場する予定である」などとした。
また、日本マイクロソフト 執行役員 コンシューマー&パートナーグループOEM統括本部長の金古毅氏は、「マイクロソフトと東芝は、30年以上に渡るパートナーシップがあり、今回のdynabook Vは、長年の協業の結晶だと捉えている。デバイスの機能と形状が変化し、活用シーンも変化し、Windows 10もよりパーソナルに体験ができるものへと進化してきた。Windows 10では、Windows Ink、Windows Hello、Cortanaを、ヒーローフューチャーと呼んでいるが、これらの3つの機能を引き出す形で進化したのがdynabook Vであり、斬新なプレミアムデバイスをPC市場に届けることができる」と語った。
なお、東芝のPC事業の再建に関しては、「東芝のPC事業は、回復の基調にあり、今後も東芝らしい製品を出していくべきだと考えている。その第1弾が今回の新製品。設計や基板などをすべて見直したものであり、これまでの技術の集大成という意気込みで開発したものである。PC事業は、自主再建をしっかりとやっていくことになる。だが、あらゆる可能性を捨てずに取り組んでいく」(東芝クライアントソリューションの柏木取締役)と述べた。