――そして、リリースされたばかりの「マジックアワー」を挟んで「恋わずわず」

ayaka「仮歌が"かせきさいだぁ"さんだったんですけど、どうやって自分の歌にするかが難しかったです。あと、最初に聴いたときから『浦島タロ子』が言いたくて言いたくて(笑)」

hime「言えて良かったですね(笑)」

ayaka「プロデューサーに、『浦島タロ子』のパートをちょうだいってずっと言ってました」

――ここは聴いていてもすごく耳に残りますね

ayaka「浦島タロ子、良いですよね」

hime「私は照れ臭かったな……2回も言ってますけど(笑)」

――「ラストソング」はかなり難しい曲ですよね

hime「ビートが変則的で、ハメ方も変則的。いつもは、仮歌を聴いているときも、次はここで踏むなって何となくでも想像できたりするんですけど、この曲はまったく予想できず、どんどん新しい展開になっていく。すごく楽しいんですけど、自分がラップをするとなると本当に難しくて……。たぶん、みんなが一番聴き込んでレコーディングに挑んだ曲だと思います。あと、ayakaさんと2人で歌うところがあるんですけど、そこは私がやりやすいように用意してくれていて」

ayaka「ふっふっふ。英語、頑張りました! 2人で合わせる場合、たぶん後から合わせるほうが難しいと思うので、できるだけ合わせやすいように言い回しなども工夫しました」

――そして最後にデビュー曲の「RUN and RUN」が収録されていますが、あらためて振り返ってみていかがですか?

ayaka「最初は応援ソングだったんですけど、今は感謝の気持ちでいっぱいです。あらためて、メジャーデビューできてよかったなって思える曲です」

hime「レコーディングのときは『ラストソング』で終わりだと思っていたんですけど、CDが出来上がってみたら『RUN and RUN』が最後に入っていてビックリしました。4月に聴いたときよりもより明るい未来が感じられると思うし、それを提示することができたんじゃないかなって思います」

――明るい未来とおっしゃいましたが、リリスクの今後について教えてください

ayaka「今は全国ツアーが決まっているので、それに向けて全力です」

hime「本当に今はツアーで一杯一杯です」

ayaka「みんなで笑顔で終わりたいと思っています。去年、ZeppDiverCityでワンマンライブをやったとき、リハーサルを含めて、1日がすごく長丁場だったんですけど、最後まで全然疲れなくて、みんなずっと笑顔だったんですよ。だから、それをもう一回、今の5人で体験したいですね」

hime「前回のツアーファイナルはまだ加入前だったので、客席で観ながらボロボロ泣いたんですけど、今度は逆にパフォーマンスをする側になり、私がもらった以上の感動を与えることができるのかなって。前回のファイナルを客席で観ていたからこそ、それを超えるもの、ずっと応援してきてくれた人が応援してきて良かったと思えるものを示せたらいいなと思っています」

――今年は笑って終われそうですか?

hime「どうなるんでしょう……たぶん必死だと思いますけど、泣かないです!」

――2016年をツアーで締めくくった後、2017年にやりたいことはありますか?

ayaka「リリスクは年明けからすぐにライブが決まっているので、まずはそこで新しいお客さんを取り込めたらいいなと思っています。個人的にはもっとラップが上手くなりたいです! 難易度の高いパートも安心して任せてもらえるようになりたいと思っています」

hime「アイドルラップのハードルが下がらないように、どんどん難しい曲に挑戦したいと思っているんですけど、みんなにマネしてもらうことも大事だと思っているんですよ」

――聴いた人がラップを始めるきっかけになりたいということでしょうか?

hime「そうですね。でも、誰でもできるじゃんって言われるのもくやしいので、難しい曲も持った、いろいろな顔を持つラップグループになりたいです」

――それでは最後にファンの方へのメッセージをお願いします

hime「あまりラップに興味がない人でも、一番入りやすい、触れやすいラップがリリスクの世界観だと思っています。最近のラップブームはフリースタイルバトルとかが多いのですが、リリスクのライブはハッピーな空間をお届けできると思っているので、ぜひライブに足を運んでください!」

ayaka「今年、lyrical schoolはメジャーデビューして、シングル3枚、アルバム1枚をリリースすることができました。今回のアルバムは本当にバラエティ豊かで、いろいろな方に聴いてもらいたい1枚になっています。そして私達自身もさらにいろいろな引き出しを持つことができたので、もっともっとHIPHOPイベントやアイドルイベントで、先頭を切る勢いでライブをしていきたいと思っています。ぜひアルバムを聴いていただいて、気になった方はライブにも遊びに来てください! お待ちしています!」

――ありがとうございました

lyrical schoolの1stフルアルバム「guidebook」は現在発売中で、価格は2,500円(税別)。各詳細は公式サイトにて。