iPhone 7シリーズは、デザインに大きな変更を加えなかった点で、一部のユーザーを失望させている。2年契約を前提としているユーザーが多い日本においては、来年の大幅なデザイン変更を期待し、iPhone 7をスキップしようという動きも見られる。

16日より販売が始まったiPhone 7シリーズ

その一方で、iPhone Upgrade Programは、米国に続いて、中国、英国にも導入されることが発表された。個人的には、このプログラムは、iPhoneに対するロイヤリティプログラムである、と考えている。毎年iPhoneを買い換えたいユーザーに対する(ちょっとだけお得な)購入プランだからだ。

iPhone Upgrade Program導入後初めての新型iPhoneの登場となるが、今回、iPhone 7・iPhone 7 Plusのストレージ容量は価格据え置きの上、倍増した。価格が据え置かれたということは、現在の月額料金のままで、倍のストレージ容量のiPhoneを使えるようになる、ということだ。

筆者のiPhone 6s Plusは64GBモデルだが、同じ価格のiPhone 7 Plusに乗り換えれば、ストレージ容量は128GBになる。iPhone 6s Plusの128GBモデルは100ドル高い最上位機種であり、価格をそのままにより上位機種を使えるような感覚だ。

iPhone 7 PlusはiSightカメラも2つに増えて大幅に強化されており、より活発に写真を楽しむには、より大きなストレージがふさわしい。通常通りiPhoneを購入するユーザーにとってもメリットがあるストレージの倍増は、iPhone Upgrade Programユーザーにとって、よりインパクトがある施策と言える。