iPhone 7 Plusには、前述の通り、同じワイドカラーをサポートする1,200万画素センサーを2つ搭載し、1つは28mm/f1.8、もう1つは56mm/f2.8のレンズを採用しており、ちょうど2倍の関係だ。こちらはデジタル処理ではなく、光学的に拡大して表示できることを意味し、f値が大きくなる(レンズとして、暗くなる)以外、画像の劣化はない。

iPhone 7 Plusのカメラ部分。2つの同じセンサーに、異なるレンズが組み合わせてある。ズームレンズと言うよりは、2つの単焦点レンズがコンビネーションになっている、というイメージだ

この2つのレンズは、写真やビデオを撮影する際、画面に表示される倍率のボタンをタップするだけで、瞬時に切り替えられる。また、倍率変更のボタンを押しながらスライドさせると、片手で簡単にズームを操作できる。

iPhone 7 Plusでは、2倍の光学ズームと、10倍までの高品位なデジタルズームを実現した

静止画を撮影する際にはあらかじめズームを調整するが、ビデオ撮影の場合は、撮影中でも、2倍ズーム、あるいはシームレスなデジタルズームを6倍まで調整することができる。