より強化されたアドバンスド仮想変換
アドバンスド仮想変換では、HDD、バックアップイメージファイルから仮想ディスクの作成、同時に仮想マシンの設定を行うことができる。従来もVMwareには対応していたが、VMware Hypervisor(ESXi)、Hyper-Vにも対応した(図16)。
ActiveImage Protectorには、ImageBootというツールが同梱されており、バックアップイメージファイルから、直接、仮想マシンとして起動させることができた(図17)。
バックアップイメージファイルに対する選択肢が広がったというところだろうか。 その他の新機能には、以下などがある。
- バックアップ再開機能
- シュリンクオンザフライ機能
- メール通知機能の強化
筆者がちょっと注目しているのが、シュリンクオンザフライ機能である。実は、これまでのActiveImage Protectorでは、容量の少ないHDDへのリカバリができなかった。ところが、「500GBのHDD」といってもメーカーによって微妙に容量に差がある。小さい方から大きい方へリカバリする際には問題はない。しかし、同じ500GBといっても数十MB程度少ないこともある。この場合、ActiveImage Protectorはリカバリ処理を行うことができなかった。今後は、そういった悩みからも解消されることを期待したい。
バックアップソフトの本来の機能であるバックアップや復元作業であるが、こちらについては、前バージョンを紹介したこちらの記事を参照してほしい(機能や手順は、ほぼ変わっていない)。ネットジャパンでは、体験版も提供している。興味を持たれたのであれば、ぜひ試してみてほしい。