4Kテレビを導入したら、試してみたくなるのが写真の表示だ。ここ1、2年はカメラ関連のイベントでも4Kテレビに写真を映すデモが定番化している。X9350DなどソニーのAndroid TV対応BRAVIAには、複数の写真閲覧方法が用意されている。

標準搭載されている機能は、BRAVIA独自の「フォトシェアプラス」、ソニーのクラウドサービス「PlayMemories Online」、対応機種は限定されるが「スクリーンミラーリング」、そして「Google Cast」の4種類だ。実は筆者、iPhoneユーザーなので、スクリーンミラーリングを除く3種類を試してみた。

ソニーのAndroid TVは、デジタル写真表示機能を標準装備。複数あるうち、一番使いやすいのは……

まず最初に試したのは「フォトシェアプラス」だ。これは、スマホやタブレットとBRAVIAをWi-Fiで直結して (ルーターを介さない)、写真を表示する方式だ。利用の都度、ネットワーク接続を切り換えて、写真をチョイスする必要があるので、常用には向かない。だが、専用のアプリを使う必要がなく、1台のBRAVIAに最大10台まで同時接続できるので、大勢で集まったときには便利だ。

Android TV搭載BRAVIA専用の「フォトシェアプラス」。iOS端末やAndroid端末とBRAVIAをWi-Fiでダイレクトに接続して利用する。1台のBRAVIAに最大10台まで同時接続できる

スマホのブラウザにBRAVIAのIPアドレスを直接入力すると、写真を選択する画面になる。ただし、表示した写真は記憶されないので、常用するにはちょっと厳しい

「PlayMemories Online」はソニーが運営する写真・動画クラウド。iOS、Android、パソコン用のアプリが提供されており、無料でアップロード枚数無制限という嬉しいサービスだ。BRAVIAを買っても買わなくても、利用しない手はない。

αやXperiaユーザーには、おなじみの写真・動画クラウド「PlayMemories Online」。愛用していれば便利

PlayMemories Onlineを愛用していなかった (これから愛用するが) 筆者にとって使いやすかったのが「Google Cast」。事前の準備はAndroid TVの設定メニューからペアリングするデバイスを一度指定すればOK。後は、スマホでもパソコンでもGoogle フォトのGoogle Castアイコンをタップ・クリックすると、テレビの画面に写真が映し出される。

使いやすいと感じた「Google Cast」。左はBRAVIAのメニュー画面。右はiOS版のGoogle フォトからBRAVIAに接続したところ

これこそAndroid TVの醍醐味。Google フォトにアップロードしておいた写真を好きなときに4K BRAVIAで眺められる