今回のテスト環境 - 旧世代モデルやGeForce GTX 1070と比較
ではテスト環境のご紹介である。まずはRadeon RX 480のリファレンスであるが、こんな感じである(Photo31~34)。商品構成上、あまり短いと安っぽく見えるからあえてクーラー部を長くしたのではないか? と思えるほど基板は小さい。この小ささも当然コストダウンに貢献することになるだろう。
Photo34:驚きの裏面。基板の長さは178mmしかない。実のところクーラーの構造しだいでは、Radeon RX 460よりちょっと大きい程度の構成でも十分いけそうな感じだ。ちなみにGDDR5の裏面配置は考えていないらしい。ちなみに重量はわずか655g(実測値) |
ちなみにAMDによれば、製品はメモリが4GB/7Gbpsの構成と8GB/8Gbpsの構成の2種類があるそうで、今回評価に利用したのは8GB/8Gbpsの構成の方である(Photo35)。
テスト環境は表1の通りである。今回は比較対象として
・AMD Radeon R9 390:ASUS STRIX-R9390-DC30C-8GD5-GAMING(Photo36,37) 実売価格66,359円(6/29 Amazon調べ)
Photo36:3連ファンが特徴的なカード。外形寸法は296mm×135mm、重量は1048g(どちらも実測値)とかなりずっしり |
Photo37:カード後端までヒートシンクが延びている。補助電源は6pin+8pin |
・NVIDIA GeForce GTX 970:ASUS STRIX-GTX970-DC20C-4G05(Photo38,39) 実売価格39,999円(6/29 Amazon調べ)
Photo38:メタルな外装が特徴的。外形寸法は280mm×130mm、重量は885g(どちらも実測値)。見かけほどには重くない |
Photo39:補助電源は8pin×1。低負荷時にはファンがとまることもあって、密閉されていない割には静か |
・NVIDIA GeForce GTX 980:ASUS MATRIX-GTX980-P-4G05(Photo40,41) 実売価格77,348円(6/29 Amazon調べ)
Photo40:STRIXシリーズがお借りできず、これのみMATRIXシリーズ。外形は290mm×138mm、重要は1114g(どちらも実測値)と一番ごつい |
Photo41:補助電源は8pin×2構成 |
・NVIDIA GeForce GTX 1070:NVIDIA GeForce GTX 1070 Founders Edition
の4枚を用意した。微妙にモデルが揃っていないのは今回ご容赦いただきたいと思う。
■今回のテスト環境 | |||
CPU | Intel Core i7-5930K | ||
---|---|---|---|
M/B | ASUS X99-A(BIOS 3101) | ||
Memory | Corsair CMK16GX4M2A2666C16(DDR4-2666 CL16 8GB)×4 | ||
Video | ASUS STRIX-GTX970-DC20C-4G05 ASUS MATRIX-GTX980-P-4G05 NVIDIA GeForce GTX 1070 Reference |
ASUS STRIX-R9390-DC30C-8GD5-GAMING | AMD RADEON RX 480 Reference |
GPUドライバ | NVIDIA GeForce Driver 368.39 | Radeon CRIMSON Driver 16.6.1 | Radeon CRIMSON Driver 16.6.2 Beta |
Storage | Intel SSD520 128GB(System) + WD WD20EARS 2TB(Data) | ||
OS | Windows 10 Version 1511(TH2) 64bit 日本語版 |
ちなみにグラフ中の表記は
- GTX 970:ASUS STRIX-GTX970-DC20C-4G05
- GTX 980:ASUS MATRIX-GTX980-P-4G05
- GTX 1070:NVIDIA GeForce GTX 1070 Founders Edition
- R9 390:ASUS STRIX-R9390-DC30C-8GD5-GAMING
- RX 480:AMD Radeon RX 480 Reference
をそれぞれ利用した場合を示している。
また今回はPreviewということで、テストの平均フレームレートのみを表記している。最大/最小フレームレート、およびフレームレート変動など詳細な分析は後の完全版をお待ちいただきたい。