切り抜き作業も指先でスイスイ
「カットアウト」を選択し、写真をピンチアウト操作で拡大して、猫の部分をなぞってみる。これで猫だけを切り抜くことができるのだ。指で操作するため、細かい境界線を微調整するのがさぞ大変だろうと思いきや、ここがPhotoshopの真骨頂。
なんと、自動的に境界線を認識して、指でなぞっても綺麗に輪郭が切り取れるのである。もちろん背景がシンプルなほうが正確に認識するが、そうでなくても十分な精度だ。この機能には正直驚かされた。
もし一発で切り抜けなかったり、逆に切り抜きすぎても、後からやり直したり調整できるのでご安心を。
あっさりと猫を切り抜くことができたが、このままでは縁がジャギジャギして、合成したときに不自然になってしまう。そこで「ぼかし」を使う。指でスライドすると、境界線をボカすことができるのだ。
猫はこれでOK。「外観」から背景にエフェクトをかけ、ヴィンテージっぽい加工を施す。
最後に猫の大きさと角度、ぼかしの量を調整して完成だ! 写真はアルバムアプリに保存できるのはもちろん、ここから直接FacebookやInstagramにシェアすることもできる。
……今回は選んだ写真のせいか、筆者のセンスのせいか、合成感が否めないが、手軽にこれくらいの写真が作れるということはわかっていただけたかと思う。
Photoshopを使ってなくてもすぐに理解できるシンプルなインターフェースと、他のアプリにはない秀逸な切り抜き機能、そしてレイヤーによる自由度の高さが「Photoshop Mix」の魅力だ。
これで筆者のInstagramもちょっとは「いいね!」が増えるかも!?