猫の表情を引き出すテクニック
大切なのは「猫目線」になること。上から見下ろすのではなく、猫と同じ目線まで下げることで表情を豊かにとらえることができる。また、スマホの上下を逆さまにして、レンズの位置をさらに低くするというテクニックも紹介された。
では猫の表情をどうとらえるといい写真になるのだろうか。
「猫の顔は人間に似ている」と石原氏。目や鼻、口といったパーツの並びが人間に近いため、人を撮るのと同じ感覚で撮影するのがいいという。
たとえば、真上から上目遣いを撮るアングル。これは人間だとグラビアアイドル写真の定番構図にあたる。逆に下からあおって撮るのもオススメ。猫の口角が上がり、笑っているような表情に写るのだ。上から撮ると猫目はさらにきつくなり、鼻も長く写ってしまう。
おもちゃを使って瞬間を狙うのも猫写真の醍醐味。ジャンプの瞬間、おもちゃをつかまえたとき、あくびなどの動作に現れる野性味も撮影したい一瞬だ。おもちゃなどで誘導しても、ジャンプは難度が高い。最初はパンチを繰り出してくるところからチャレンジするのがよさそうだ。
石原氏の撮影テクニックを使えば、猫をもっとかわいく魅力的に撮ることができるはず。しかし、ただ撮るだけではInstagramのライバルに勝てないかもしれない。そこで活用したいのが、アドビの画像編集アプリ「Photoshop Mix」である。