KDDIのママ社員が企画・開発
発表会の冒頭、KDDIの執行役員商品CS統括本部長である山本泰英氏が登壇して概要を説明した。スマートフォン浸透率が56%にまで達している今日現在、KDDIではジュニア層には「miraie」を、シニア層には「BASIO」を提供して利用者の拡大を目指している。
そうしたなか、新製品「DIGNO rafre」が対象とするのは子育て世代全体。山本氏は「KDDIにいる”ママ社員”が企画し、開発した。子どもには清潔なものを与えたい、子どもの成長を家族と共有したい、といったママの本音を製品の形にした」と開発の経緯を語った。
続いて、プロダクト企画1部グループリーダーの山下明子氏が登壇し製品の特徴を説明した。「女性なら分かっていただけると思いますが、女性のスマートフォンはお世辞にも綺麗とは言えません」と山下氏。電話をするとファンデーションがスマートフォンの溝に入ってとれなくなり、ハンドクリームを塗った手で触ればディスプレイに指紋がつく。料理中にレシピを確認するために触ることも多い。そこで「ハンドソープでゴシゴシ洗えるスマホがあれば、多くのお客様に喜んでいただけるのでは」(山下氏)という発想に至ったのだという。
濡れた手での操作が可能で料理中でもスマートフォンでレシピを見ながら操作できる、温水対応でバスタイム中も利用できる、ハンドソープで洗えるのでなんでも口に入れてしまう幼児がいる家庭でも安心できる。山下氏はこうした特徴を挙げ、「忙しいママ向けに喜んでいただける製品になった」とアピールした。