MIL規格準拠でタフな(はずの)ボディ
このボディは米国国防総省の「MIL-STD-810G」の14項目に準拠していて、衝撃に対して非常にタフになっているそうだ。正直、見た目からはそのタフさはまったく感じず、ごく普通の端末に見える。これでタフだとすれば、そこにはかなりの技術が投入されているのだろう。まあ、落としても大丈夫な端末でも、落とさなくても壊れるときは壊れるので安心はできないと思うが。
ディスプレイガラスは「Corning Gorilla Glass3」で、比較的ショックや傷に強い。このガラスは最新ではバージョン4なので、カタログスペック的には最強ではないのが残念だ。まあ、これでもMIL規格がクリアできるのであれば、特にこだわることもないのかもしれない。
パフォーマンスは?
この製品が搭載するプロセッサはQualcomm MSM8916(クアッドコア、1.2GHz)になる。昨今のスマホにオクタコア、ヘキサコアが搭載されているなか、こちらはクアッドコア。さらに、あまりクロックが速いわけでもない。これではローパワーなのでは? と思う方もいるだろうが、実際に使った印象としては、ディスプレイの解像度をHDにおさえたこともあるのか、日常的な使い方ではストレスを感じることはなかった。
ちなみにAnTuTuでベンチマークをとってみたが、そのスコアは21159。ちなみにこれはZENFone2の半分程度になる。現在のハイパフォーマンススマホの性能は凄いものだと実感するが、実用的には必ずしもそんなパフォーマンスが必要でもないわけだ。
LTE通信速度はダウンロード最大150Mbpsと高速ではないが、実用域でのレスポンスが速い。ドコモ回線はさすがだと思ってしまう。