Skylakeが登場してから2カ月以上が経過し、Intel 100シリーズチップセットを搭載したマザーボードも一通り出そろった印象だ。細かなチューニングを要するために発売が遅れがちなオーバークロック向けモデルも、徐々に出そろってきており、そろそろ購入を検討するに値するタイミングといえる。

そんな中、GIGABYTEからオーバークロック向けのハイエンドモデル「GA-Z170X-SOC Force」が登場した。同社が力を注ぐOCマザーボードはどれ程のポテンシャルを秘めているのか、早速試してみることにした。

GIGABYTE GA-Z170X-SOC Force

バックパネルのインターフェース。OCモデルだが最新のUSB 3.1 Type-Cコネクタも備える。DVIコネクタの下のオレンジ色のボタンは、極冷時にファンやドライブのみに電源を供給するための「OC Ignition」ボタン

ASMedia ASM1061が実装されているので、合計8基のSerial ATA 3.0ポートを備える。SATA Expressポートとして利用出来るのは最大で3ポート。左側にはPCI Expressスロットの補助電源である「OC PEG」と、OC記録の保存時に便利な「OC Connect」というUSBポートを備える

CPUの補助電源は8+4ピンの構成

PCI Express x16スロットには「Ultra Durable PCI-Eメタルシールド」という補強とノイズ防止効果のある金属製シールドが装着されているほか、Intel製のLANコントローラにもノイズ対策のために金属製シールドが装着されている。ハイエンドモデルらしく、最大で32Gb/sに対応したPCI Express 3.0x4接続のM.2スロットが3基搭載されており、RAIDにも対応している

製品名 GIGABYTE GA-Z170X-SOC Force
ソケット LGA1155
チップセット Intel Z170 Express
メモリ DDR4 SDRAMスロット×4基(最大64GB)
拡張スロット PCI Express(3.0)x16×2、PCI Express(3.0)x8×2、PCI Express(3.0)x1×3
マルチGPU 4-way CrossFire/SLI
ストレージ SATA 6Gbps×6(チップセット)
SATA 6Gbps×2(ASMedia ASM1061)
SATA Express×3(チップセット)
M.2×3(チップセット)
ネットワーク 10/100/1000BASE-T×1(Killer E2205)
IEEE802.11a/b/g/n/ac(Killer Wireless 1535)
Bluetooth v4.0(Killer Wireless 1535)
サウンド 7.1ch High Definition Audio(Realtek ALC1150)
フォームファクタ E-ATX
そのほか USB 3.1×2(Intel、Type-A×1、Type-C×1)、USB 3.0×9(ピンヘッダの4ポートを含む)、USB 2.0×8(ピンヘッダの4ポート、基板上の2ポートを含む)