M.2やSATA Express、U.2にも対応

ストレージでは、Intel X99チップセットの機能を用いて10ポートを実現している。チップセット側の制限で、RAIDに対応するのは#1~#6まで、#5と#6はM.2と排他という制限があるが、不足することはまずないだろう。

Serial ATA 3.0は計10ポート。うち、SATA Expressが1ポート利用可能だ

M.2ポートに関しては、PCI Express接続の場合Gen3 x4レーンとなる。そして、M.2スロットには、「U.2ホストカード」も装着可能だ。U.2ホストカードは、M.2のGen3 x4からmini-SASポートへの変換アダプタで、NVMe対応の超高速SSDなどを接続可能とするものだ。

M.2スロットはPCI Express x16 #5と#6の間にある。帯域はGen3 x4で、2240/2260/2280サイズに対応している

U.2ホストカードもバンドルされていた

M.2スロットにU.2ホストカードを搭載すれば、Intel SSD 750(2.5インチ型)などのNVMe SSDを接続できる

そのほか、採用部品は「ミリタリークラス4」準拠のものとなる。MOSFETに関しては「DrMOS」を、コンデンサには「Hi-c CAP」を、フェライトコアには「SFC」を採用し、ほかにも各所で「DARK CAP」と呼ばれる低ESRのコンデンサを組み合わせている。また、BCLKを100MHz、125MHz、167MHzに切り替え可能なクロック・ジェネレータ「OC ENGINE」も搭載しており、耐久性とOC性能を追求した作りだ。

左からHi-C CAP、SFC、そしてDrMOSが確認できるVRM部分

OC向け機能も充実

OC機能では、電源やリセット、OCといった「イージーボタン」、デバッグ用LED、各部の電圧についてマルチメータを用いて計測できる「V-チェックポイント」、そしてBIOSを手動で切り替え可能な「マルチBIOS II」を備える。

電源、リセット、OC GENIEボタンと、その下には各部の電圧を計測できる「V-チェックポイント」も搭載

Skylake世代にも見劣りしない機能を盛り込む最強ゲーミングプラットフォーム

Skylakeの登場で、メインストリーム向けプラットフォームが注目を集めているが、究極のゲーミングPCを構築するなら、CPUコア数やPCI Expressレーン数などでHaswell-E+Intel X99プラットフォームが優位といえる。

X99A GODLIKE GAMINGは、ド派手なLED発光に注目されがちだが、Gen3 x4のM.2やU.2ホストカード、USB 3.1など最新のインターフェースを取り込んでおり、Skylake+Intel Z170に劣るところはない。

むしろSkylakeの登場に合わせてDDR4メモリ価格が下落傾向にあるので、X99A GODLIKE GAMING自体は高価な製品だが、究極のゲーミングPC構築にチャレンジしてみるのもよいだろう。