ハデ好きゲーマー必見のLEDギミックとハイエンドスペック
X99A GODLIKE GAMINGは、Intel X99チップセットのATXマザーボードだ。MSIでは、以前紹介した「X99A GAMING 7」など通常のGAMINGシリーズでも複数のバリエーションを展開するほか、「X99A SLI KRAIT EDITION」のように特別なモデルもあるのだが、X99A GODLIKE GAMINGは、それらよりも上のスペシャルエディションと言える。
VRM周りのヒートシンクおよび、CPUソケットとPCI Express x16 #1の間のヒートおシンク、オーディオ回路部分のヒートシンクおよびチップセットヒートシンクと、マザーボード上の各種インジケータが発光する |
X99A GODLIKE GAMINGは7色に光るゲーミングマザー「Mystic Light」搭載モデルとして、COMPUTEX TAIPEI 2015の製品発表でも注目を集めた。まずはその光る様を見てみよう。
ド派手なLED発光機能「MYSTIC LIGHT」。RGB対応の2048色発光が可能で、ソフトウェアから様々な色、様々な発光パターンに設定できる |
LEDが搭載されているのは、ヒートシンクの裏だ。また、ヒートシンクの各部には、フルカラー対応のLEDリボンが仕込まれており、マザーボードの各所に電源コードをつないでいる。
Mystic Lightの制御は、Windows上のユーティリティ「GAMING APP」または、Androidアプリの「Mystic Light」から行える。Androidアプリ版を用いる場合は、家庭内の無線LANに、あるいはX99A GODLIKE GAMINGとアドホックモードで接続することになる。設定では、色指定だけでなく、ブリンクやスパーク、鼓動やレインボーと、さまざまな発光パターンが用意されている。
Android向けに「Mythtic Light」アプリが提供されている |
PCおよびAndroid端末がともに自宅LANに接続していればスキャン機能で自動認識する |
手動での色指定や、発光パターンの指定ができる |
X99A GODLIKE GAMINGの特徴は、LEDギミックだけではない。「究極のゲーミングマザーボード」とMSIが呼ぶスペックの高さも魅力の1つだ。デザインは従来までのGAMINGシリーズ最上位モデルの「X99A GAMING 9 ACK」に近いが、「拡張DRAGON ARMOR」としてPCI Express x16 #1スロットから#4スロット部分までの隙間を覆うまでに面積を拡大している。
I/OパネルやCPUレギュレータ部分、チップセットといった各部のヒートシンクは、新たな意匠により赤の面積が拡大し、ケースに組み込んだ際の、マザーボードの存在感が以前に比べ増している。
拡張スロットは、5本全てがPCI Express x16スロットとなっている。マルチGPUの最大本数は、CrossFire/SLIともに40レーンCPUを組み合わせれば4-way。28レーンCPUの場合、SLIのみ3-wayまでとなる。4-way時のレーン数はx8/x8/-/x16/x8または28レーンCPUを組み合わせる場合でx8/x8/-/x8/x4と、若干変速気味だ。