ケース5:悪質セールスを着信拒否するはずが拒否したのは……
先日、覚えがない電話番号から不在着信があり、Webで番号を調べてみたら執拗なセールスを行なう悪徳業者だった。
「これは着信拒否せねば」と利用しているキャリアの迷惑電話対策サービスの「着信番号拒否登録」を設定した。これは直前にかかってきた電話を電話番号の入力ナシで拒否できるという便利な機能。
しかしその後、マイナビニュース編集部Tさんから「今、電話しても大丈夫ですか?」メールが。「いつもは普通に電話してきているのにどうしたのかな? えらく律儀な」と思いつつも「大丈夫ですよ」と返信したところ、Tさんから「電話がつながらないのですが」と返事が。
調べてみたら、この「着信番号拒否登録」が適用されるのは着信して応答した場合のみ。不在着信の時はその前に応答した電話番号が設定されてしまう。この場合は、業者の前にかかってきたマイナビニュース編集部の電話番号が登録されてしまったわけだ。
追伸:Tさん、その節は誠に申し訳ございませんでした。
- 解説と対策
迷惑電話対策のサービスは便利な反面、設定内容をくわしく調べずに使ってしまうとかけてきてほしい人まで拒否してしまう事態に。着信拒否設定をしたい場合、なるべく非通知のみか番号指定で拒否する設定を使うと安全だろう。
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スマホでの失敗で多いのは、使い慣れていない機能をマニュアルを見ずに使う場合や、酔っている時や歩きながらなどスマホ利用に不適切な状況で使う場合だ。また、UIやアイコン配置が詰められていない新作アプリやアプリの新機能なども、写真や位置情報を間違って送ってしまう事例がある。
ここで紹介したケースはまだ笑って済ませられる内容である。筆者と関係者以外は。 しかし、失敗の内容によっては社会的信用にかかわる事態も起きかねないため、スマホの利用にはくれぐれも注意したい。