水冷ユニットは2通りのやり方で固定する - ヘッドの大きさに注意

次に水冷対応もチェックする。DS 200はトップおよびフロントに最大280mm長のラジエーターユニットを固定できるスペースがある。トップなら天板をメッシュタイプに交換、フロントならシャドウベイユニット取り外しが前提になるが、取り付けそのものは特に苦労する点はない。

ただトップにラジエーターを固定する場合は、水冷ヘッドの形状やホース取り回しも考えておく必要がある。ラジエーターをトップに固定する場合、多くの製品ではケース天井内側に固定するが、DS 200ではファンはケースの内側に、ラジエーターはトップパネルとケースの間に仕込む。

マザー上端からケース天井のスペースは実測26~27mmといったところ。このため天井内側にラジエータとファンを一緒に組み込むことはできない

ケーストップに水冷システムを組み込んだ状態。内側にファン、トップパネル下のスペースにラジエータ配置にしているが、厚み次第でファンもろともトップパネル下に組み込むことも可能だ。トップパネル下は厚み32mmの肉厚ラジエータ(RAIJINTEK「TRITON」のもの)も余裕で格納できた

この時水冷ヘッドはケース天井の穴を通して内部に入れるのだが、ヘッドがこの穴を通過できるものを選ぶ必要がある。ヘッドが分離できる設計の水冷なら問題はないが、簡易水冷の使用を考えているなら、ラジエーターの厚みよりもヘッドの大きさを心配しよう。

トップパネル下にラジエータを組み込む場合、水冷ヘッドとチューブはここからマザー側へ引き込む。開口部の大きさは約50mm×100mm。1から組み上げるタイプの水冷なら問題ないが、簡易水冷の場合はヘッドの大きさに注意だ

シャドウベイを外しフロント側にラジエータを組み込むやり方もある。ファン+ラジエータの厚みが最大70mmまでなら問題なくフロントに組み込める