サンフランシスコ名物のケーブルカーに乗る
編集H氏「今日で最後ですから! 今日一日だけ頑張りましょう!!」
H氏の男気あふれる言葉が胸を打つ。一刻も早く帰りたいと願っているのは、むしろ彼なのに(編注:決してそんなことはありませんでしたよ)。そうだ、最後まで気を抜くことなく、取材を完遂しなくては!
我々は気力を振り絞って、パウエル・ストリートへと向かった。ここからサンフランシスコ名物のケーブルカーに乗って、これまた観光のド定番であるフィッシャーマンズ・ワーフへと向かうのだ。我ながら、ひねりのないことおびただしい(これまでもそうだったが)。本当はこれにアルカトラズ島見学を加えて、サンフランシスコの大三元を目論んでいたのだが、アルカトラズ島の見学ツアーは大人気で、何日も前から予約が必要とのこと。仕方なく断念したのだった。
パウエル・ストリートの起点にはケーブルカーのターンテーブルがあり、戻って来た車両を係員が人力で回転させて出発(乗車)位置に着ける。……のだが、出発位置から反対側の降車位置まで、ターンテーブルをぐるりと囲むように乗客が並んでいる。ケーブルカーは10~15分間隔で発車しているが、最低でも小一時間程度は並ぶ覚悟が必要だ。なお、ここからは2系統の路線が発車しているが、フィッシャーマンズ・ワーフに行くならどちらに乗ってもいい。
【動画】サンフランシスコ ケーブルカーの人力回転(音声が流れますのでご注意ください) |
ケーブルカーの中。奥にいるのは「グリップマン」といい、軌道の地下を走っているケーブルを掴んだり放したりするレバーを操作する係 |
手すりが垂直に垂れていること、窓の外の風景が水平なことに注目。つまり、ここは急な上り坂なのだ |
【動画】サンフランシスコ ケーブルカー フィッシャーマンズワーフまで往路(音声が流れますのでご注意ください) |