それでは実際にSTRIX-GTX980TiとGeForce GTX 980 Tiのリファレンスモデルを動作させ、その性能を比較していくことにしよう。テストに使用した環境は以下の通り。なお、試用機では、なぜかデフォルト動作が"OC Mode"になっていたため、専用ユーティリティソフト「GPU Tweak II」にて"Gaming Mode"に変更を行っている。このテスト環境でのWindowsエクスペリエンス インデックススコアも合わせて掲載しておこう。

CPU Intel Core i7-4770K
M/B ASUS Z97-DELUXE (Intel Z97 Express)
メモリ DDR3-1600 8GB (4GB×2)
ストレージ SATA6Gbps SSD 256GB (Crucial M550 SSD)
グラフィックスカード ASUS STRIX-GTX980TI-DC3OC-6GD5-GAMING
GeForce GTX 980 Ti リファレンスモデル
電源 1000W (Corsair HX1000i)
OS Windows 8.1 64bit

「WIN SCORE SHARE」にて確認した、テスト環境のWindowsエクスペリエンス インデックススコア

GPU-Zで見た、STRIX-GTX980Tiの設定値。GPUのベースクロックがGaming Mode時1190MHz、OC Mode時1216MHzに、メモリクロックが7200MHznに設定されている

一方、リファレンスモデルの設定値。GPUのベースクロックがGaming Mode時1190MHz、OC Mode時1216MHzに、メモリクロックが7200MHznに設定されている

Gaming Booster機能などが追加されたユーティリティ「GPU Tweak II」

ちなみに「GPU Tweak II」は、GPUの温度や動作クロック、ファンの回転数やメモリークロックなどのモニタリングや、オーバークロック設定、そしてPC全体のパフォーマンスを向上させ、ゲームに適した環境設定を行う「Gaming Booster」といった機能を利用できるASUSのオリジナルツールだ。ASUS製のグラフィックスカードを使用するなら、ぜひインストールしておきたい。

グラフィックスカードのモニタリングやさまざまな設定が行える「GPU Tweak II」

ゲームに適した環境設定を行うことができる「Gaming Booster」を実行することも可能だ