気になるメモリ容量とストレージの話

多くの人はg02のメモリ容量の少なさを気にしているかも知れない。なにしろ、1GBで、g03の2GBの半分だ。最近のハイエンドは3から4GBなのだから、ちょっと心配になっても不思議ではない。

実際に使ってみると、Facebook、メール、Instagram、Ingressなどを同時に使っていると、Facebookのタイムラインのスクロールがややカクカクするかな? と感じたが、まあ実用レベルなのではないかと思う。ヘビーな使い方をしなければ問題なさそうだ。一般ユーザーがコミュニケーションに使うレベルであれば、特にストレスを感じないだろう。

さて、このメモリよりも問題なのが、ストレージではないだろうか? 何しろ、ストレージがないとアプリをインストールすることもできない。ユーザーROMの利用可能なエリアはg03よりもg02のほうが広く、余裕がある使い方ができる。これはプリインストールしているアプリなどがg03のほうが高機能で容量を食っているからだろう。

残念なことにg03のストレージは内蔵SDカード扱いに分割されている

パフォーマンスは?

パフォーマンス的には、Ingressを例に出すと、マップを回転させる操作が、g03に比べるとスムーズではないのだが、特にプレイしにくいということもない、という感じだ。

定量的に数字を見るためにベンチマークアプリのAnTuTuで計測すると、なんと「21516」。シャオミのMI2(2012年発売の端末)にやや劣るという結果で、現在の現役Android端末としては、もっとも遅い部類に入りそうだ。しかし、それでもこれだけのことができるというのが、現在のAndroid端末の飽和的停滞状態を感じてしまう。

AnTuTuの測定結果

g02はお買い得か?

g02は中国製のZTEの端末だが、ハード的にもソフト的にも雑なところがなく、日本人にも受け入れられやすい仕上がりの良さになっている。さすが、NTTレゾナントが販売しているだけのことはある。

パフォーマンス的には、ヘビーユーザーでなければ普通に使うには問題なさそうだ。操作感も悪くないし、Android 5.0なので軽快に操作できる。何にしても、g02のユーザーはとりあえず8GB以上のmicroSDを刺して、写真はSDに保存するように設定しておくのがオススメだ。

実用的にスマホを使いたい人にはg02はいい選択肢の1つだろう。2万円という価格はこの機能に対してお買い得だと言える。

(記事提供: マイナビニュース携帯チャンネル)