ベンチマーク結果「消費電力」

最後に消費電力だ。ワットチェッカーを利用してシステム単位の消費電力を計測したのが次のグラフだ。IdleはOS起動後10分の最小値、Loadは3DMarkのFire Strike Ultraを実行した際の最大値をプロットしている。

スペック上のTDPはFury Xが275W、GTX 980 Tiが250Wなので、それがそのまま反映された形だ。

まとめ

今回は時間の関係で限られたテストしか実施できなかったのだが、何となくの傾向はつかめてきた。これから詳細なテストを行うので、断言はできないのだが、Radeon R9 Fury Xは4K以上の高解像度で強みを発揮できる製品だろう。

24日に行われた発表記念イベントで、米AMD チーフ・ゲーミング・サイエンティストを務めるリチャード・ハディー氏は、Fijiについて「将来のゲームに必要」としていた。どちらかといえば、いま現在というよりもこれから先のゲーム環境に適した製品かもしれない。

さて、今回はひとまずファーストインプレッションをお届けしたが、前述の通り、弊誌では詳細なレビューも予定しているので、ご期待いただきたい。