マウスがWindows Phoneを選んだ理由
スマートフォン市場だけであればAndroidデバイスという選択肢もあっただろう。Windows Phoneというプラットフォームを選択した理由の1つとして「“One Windows”に強い共感を覚えた」と述べつつ、3つのポイントを紹介した。
1つめは「もっともパーソナルなスマートフォン」であること。Windows Phone 8.1が持つカスタマイズ性やライブタイルによる通知情報機能、PeopleハブによるSNS更新情報の一括管理が優れているという。
2つめは「ビジネスに最適」とビジネスシーンでの活用や親和性の高さを取り上げた。Office系アプリケーションが安定して動作するのは、Windowsプラットフォームが一番であることは改めて述べるまでもない。企業内ネットワークに対する接続性の高さや、セキュリティの一括管理が多くのユーザーに受け入れられると小松氏は考えたという。
そして3つめが「あらゆるデバイスで統一された環境を実現」できること。前述した“One Windows”はWindows 10でMicrosoftが目指すビジョンの1つだが、PCとスマートフォンで共通したUIを採用し、Microsoftアカウントによる個人データや設定の共有は大きなアドバンテージであると小松氏は説明した。
マウスコンピューターはマイクロサーバーから各種PC、2-in-1 PC、タブレットと多くのデバイスを手がけている。昨今ではラージスクリーンをPC化するスティック型PC「m-Stickシリーズ MS-NH1」も話題になったが、小松氏は「我々はすべての区分において製品をリリースしてきた。(ここにMADOSMAが加わることで)すべてのデバイスがシームレスにつながる世界を目指している」と述べていた。