筐体デザインやインタフェースに変更がなく、CPUも前モデルから据え置かれたままなど、カタログスペック的にはあまり代わり映えのないマイナーチェンジとなった新モデル。しかし、高速なストレージや感圧タッチトラックパッドなど、スペック表に現れにくい部分が複数改良されており、製品としての完成度は高くなっている。

個人的にはノートPCとしては最速クラスのフラッシュストレージと5K出力対応に大きな魅力を感じたが、感圧タッチトラックパッドやバッテリの持ちに魅力を感じる人も少なくないだろう。基本性能が高くインタフェースも充実しているので、「とにかく高性能なノートがほしい」という人や、「使い勝手がよく長く使えるノートがほしい」という人にぜひおすすめしたい製品である。

アルミユニボディのボディに、2,880×1,800ピクセルの高精細なディスプレイを搭載したMacBook Pro 15インチRetinaディスプレイモデル。ストレージやトラックパッドなどが改良され、完成度が高まった

製品名 MacBook Pro Retina 15インチ(Mid 2015)
CPU Intel Core i7-4870HQ(2.5GHz)
メモリ 16GB
ストレージ 512GB SSD
光学ドライブ
グラフィックス Intel Iris Pro Graphics(CPU内蔵)/AMD Radeon R9 M370X(2GB)
ディスプレイ 15.4型ワイド(2,880×1,800ドット)
ネットワーク IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.0
主なインタフェース Thunderbolt 2×2、USB 3.0×2、HDMI、ヘッドフォン端子、内蔵デュアルマイクなど
メモリースロット SDXCカードスロット
本体/重量 W358.9×D247.1×H18mm/約2.04kg
店頭価格 282,800円