高い耐久性のSteelSeries製キーボードを備える
MSI製ゲーミングノートPCでは、数多くのゲーマー向けキーボード、マウス、ヘッドセットを手がけているSteelSeriesのキーボードを搭載しているのも大きな特徴だ。アイソレーションタイプで、キーストロークこそやや浅めではあるが、クリック感があり、ゲームをプレイする上で重要となるキーが押されたのかどうかがハッキリとわかるようになっている。さらに耐久性も重視しているようで、FPSのような激しくキーを使うゲームをプレイしてもまったくたわむことがなかった。
このほか、通常は左下にあり誤操作を招きやすいWindowsキーを右下に配置。ゲームでよく使用する「Ctrl」キーや「Alt」キーを大きくしている。ゲーム向けに一部レイアウトは特殊となっているが、ほとんどのキーは正方形でキーピッチも十分にあり、文字の入力も快適だ。
ユニークなのがキーボードのLEDバックライト。暗い場所でも操作しやすくするためのものだが、プリインストールされているユーティリティ「SteelSeriesEngine 3」を利用すれば、色や光り方を調整が可能。ユーティリティ上では、キーボードが3つの領域に区切られており、領域ごとに光る色を変更など個性的な演出も付けられる。もちろん、LEDをオフにすることも可能だ。
このほか、ユーティリティにはキー操作の割り当てを変更したり、複数のキー入力を記録して割り当てるマクロ機能も備わっている。
Dynaudioの協力で開発されたスピーカー
ハイエンド向けスピーカーを手がけるデンマークのDynaudioと協力して開発されたスピーカーを搭載。底面にはサブウーファーも備えており、ノートPCとしては低音の効いた幅広い音域を楽しめる。
また、ユーティリティとしてインストールされている「Nahimicサウンドテクノロジー」には、バーチャルさラウンドや音声の強調、ボイスチャットを快適にするノイズ軽減といった機能が用意されており、スピーカーと相まってゲームをより楽しめるようになっている。
このほか、ユーティリティのひとつ「MSI Dragon Gaming Center」では、CPUとGPUの温度に制限を付けることでパフォーマンスを調整する「SHIFT」機能を利用できる。設定は高温時の制限が高くなる順に「Green」「Comfort」「Sport」の3種類を用意している。しかし、「Green」でもGPUの動作に制限がかかるのは85℃からと、真夏の室内など、かなり温度が高い環境以外では、あまり変化はないだろう。