基本スペックの確認

まずは基本スペックを見ていこう。CPUはHaswell RefreshコアのIntel Core i7-4720HQ(4コア/8スレッド)で、通常の動作クロックは2.6GHz、TurboBoost時は最大3.6GHzまでアップする。GPUはMaxwellアーキテクチャを採用するNVIDIA GeForce GTX 960M 2GBを搭載。NVIDIAのモバイル向けGPUではミドルレンジに位置するモデルだ。

メモリはDDR3の8GBが1枚搭載されている。ストレージは、SATA接続の128GB M.2 SSDと1TB HDDの2台構成で、光学ドライブにはDVDスーパーマルチを備えている。OSはWindows 8.1だ。実売価格は約200,000円となっている。

左側面には有線LAN、3基のUSB 3.0、HDMI出力、mini DisplayPort出力、マイク入力、ヘッドホン出力を用意

右側面は光学ドライブ、1基のUSB 2.0、SDカードスロットが搭載されている

光学ドライブにはDVDスーパーマルチドライブが採用されている

インタフェース類は、左側面に有線LAN、3基のUSB 3.0、HDMI出力、mini DisplayPort出力、マイク入力、ヘッドホン出力、右側面に光学ドライブと1基のUSB 2.0、SDカードスロットが備わっている。ワイヤレス機能はIEEE802.11ac/a/b/g/nとBluetooth 4.0に対応。重量は約2.7kgとサイズから考えると軽いが、持ち運びはあまり現実的ではないだろう。

ノートPCながら高い拡張性を備える

まず驚かされるのがノートPCながら高い拡張性を備えていることだ。メモリスロットは1基空きがあり、最大16GBまで増設できるほか、M.2のスロットは2基も空いている。最大3基のM.2 SSDを搭載可能となっており、それをRAID 0で運用すれば、通常のSerial ATA接続のSSDをはるかに超えるデータ転送速度を実現が可能だ。

メモリスロットは1基空いている。標準では8GBが1枚挿さっている

M.2スロットは3基ある。標準だと2基空いている

ただ、メモリスロットやM.2スロットにアクセスするためには、底面のネジをすべて外し、底面のカバーを丸ごと外す必要があるし、外そうとすると保証シールをはがさなければならなくなる。そのため、手軽に増設作業ができないのは少々残念だ。

スロット類にアクセスするには底面のカバーを丸ごと外す必要があるが、ユーザー自身による増設は保証が受けられなくなってしまうので、カスタマイズに対応する店舗で購入するといいだろう

なお、一部の販売店では、メモリやストレージなどのスペックをカスタマイズしての注文も可能となっている。よりハイエンドな構成を求めるなら、そういった店舗で購入するのがいいだろう。