一方で、メインとなる4~6ホールはさすがに人が溢れかえっており、どこを見てもいっぱいになっていた。「歌ってみた」や「踊ってみた」「ゲーム実況」などの花形ジャンルはつねに満員で、ニコ動の人気ユーザーが登壇するたび大きな歓声が上がっていた。タレントやアイドル並の扱いだ。ただ、ニコ動は動画を投稿して人気にさえなれば、次の超会議ではステージに立つ側にあっさりなれるのが面白いところである。
ただまぁ、これらのジャンルは古くからニコ動の主流だし、超会議でも初回から大きなブースを設けてきたので、ずっと参加してきた者としては新鮮味はない。しばらくニコ動では新たなジャンルらしいジャンルが生まれていない気がするので、ぜひ来年の超会議までには新しく目玉になりそうな新ジャンルの誕生を期待したいところだ。
長くなったので、その他のブースについては、写真で振り返っていこう。
プロレスも見たかったのだけど、気づいたら終わっていた。最後の試合はボブ・サップVS小林幸子 |
今回のニコニコ神社はベルトコンベア式になっていて、ユーザーは流れながら神様(ニコ生視聴者)にお願いをするというシステム。混雑を力技で解決するところがニコ動らしい |
言論エリアは他とはちょっと雰囲気が違う。が、ニコ動では政治がらみの動画も数多く投稿されており、これもまたニコ動の持つ一面だ |
町会議で使用している車を展示し、メリーゴーランドと同じ要領でくるくる回す。ただし回すのは人力。この日はたまたま「弱虫ペダル」のコスプレイヤーの皆さんが参加し、何とも不思議な絵面となった |
ジャンルはバラバラ。皆好きな格好を楽しんでいた |
技術面ですごいなと思ったのは、モーションキャプチャーでリアルタイムに動きを計算し、バーチャルのキャラクターに反映させる技術。要するに、隣の女性が動いたのと同じ動きをアニメキャラやミクがしてくれる。まさに未来 |
いやはや、毎年思うことだが、まさにカオスとしか言いようのないイベントだ。もう4回目ということもあって、そろそろマンネリ化してくる頃だと思うが、それでも何だかんだと新要素を用意して楽しませてくれるのはさすがである。
細かいことだが、「ニコニコ超会議3」とナンバリングしていたところを、今年から「ニコニコ超会議2015」と表記するようになったのは、今後当たり前のように毎年開催していくという意思表示だろうか。
純粋な入場数だけを見ると、すでにゲームショウ並の規模になっているニコニコ超会議。今後、どんな方向に進んでいくのか。いちユーザーとして見守っていきたい。